宣言文Declaration

第7回大会 マニラ宣言・2008

アジアにおける平和の創造 Peacemaking in Asian

はじめに

「レリジョンズ・フォー・ピース、アジア」という名称を持つアジア宗教者平和会議は、それぞれの国において、アジア太平洋地域および世界において平和、調和、そして人々の安寧のために働く宗教者の、世界で最も大きな地域組織である。第七回大会は、二〇〇八年一〇月一七日から一〇日、「アジアにおける平和の創造」をテーマとしてマニラで開催された。この大会にはアジアの主要な宗教仏教、バハイ教、キリスト教、儒教、ジャイナ教、ユダヤ教、ヒンズー教、イスラーム、神道、シーク教、道教、ゾロアスター教等々に属するあらゆるアジアの地域から、約四〇〇名の代表およびオブザーバーが参加した。アジア宗教者平和会議は、パートナーであり、かつ母体である「レリジョンズ・フォー・ピース、インターナショナル」と手を携え、真理、正義、慈悲及び人間.の超越的尊厳の原理に基づく諸宗教間の平和を求めて、アジアの様々な宗教的遺産の力をいかすために協働している。

アジア宗教者平和会議は、中東・南アジア・中央アジア・東アジア・東南アジアの諸国から南太平洋諸国に至るアジア太平洋地域を包含している。これらの地域には、人類の多様性を讃える最も偉大な文化的・言語的・精神的遺産の多くが保有されている。またこれらの地域は、世界人口の半分を擁し、その中には中国及びインドをはじめとする、最も多くの人口を持つ一二の国のうちの七カ国が含まれている。

「レリジョンズ・フォー・ピース、アジア」は、一九七四年の第二回世界宗教者平和会議に端を発し、一九七六年にシンガポールで第一回の大会を開催した。それ以来、ニューデリー(一九八一年)、ソウル(一九八六年)、カトマンズ(一九九一年)、アユタヤ(一九九六年)、ジョグジャカルタ(二〇〇二年)で大会が開催されてきた。参加国は、オーストラリア、バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、日本、韓国、北朝鮮、モンゴル、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイである。この大会において新しい参加国としてイラクとカンボジアが承認された。また、イラン、キルギスタン及びマレーシアのオブザーバーも参加した。

本大会に先んじて、事前女性会議が一一カ国と七つの宗教伝統から七〇人の参加を得て開催された。参加者は命を育む女性としての固有の特質、愛を育み、一体性を生み出す仲介者としての能力を強調した。また女性は共同体、特に家族共同体を創造するという特別な資質を有している。しかし同時に、女性はまた、飢餓、貧困及び暴力の犠牲者でもある。過去において女性のネットワークを強化し、女性が宗教団体によってあらゆる面で男性と同等の取り扱いを受ける必要があった。

同様に、本大会に先んじて、アジア青年会議がダバオで開催された。ここでは九〇人の青年が、「平和への道」大統領顧問室、モロ・イスラーム解放戦線、フィリピン民族民主戦線及び先住民を含む、ミンダナオのあらゆる紛争関係者と話し合いの場を持った。その後、青年たちは本会議の開会式において、諸々の敵対行為が即時停止され、すべての利害関係者が交渉のテーブルに戻り、家を追われた人々が即時に保護されるまで、継続可能な平和実現の手段を作り上げることを宣言した決議文をグロリア・マカパガル・アロヨ大統領に手渡した。さらに、青年はすべての国内委員会に対し、地域平和活動すなわち「ミンダナオに祈りの光を」に参加するよう呼びかけた。

アジアにおける平和の創造

「アジアにおける平和の創造」というテーマが選ばれたのは、生存と労働をする上でますます危険で、リスクを伴う地域となっている世界において平和を創造することが重要となっているからである。アジア及び世界の至るところで我々は宗教の復権と世俗主義の台頭を目にするとともに、他方、宗教的過激主義とテロリズムの台頭もまた目にしている。多くのアジア諸国は、今なお紛争と分断によって引き裂かれている。核兵器の危険は世界の至るところでいまだ沈静化されていないし、また軍拡も減少していない。それゆえ、依然として平和の探求は喫緊の課題となっている。平和を創造し、樹ち立て、紛争の解決と防止のための取り組みを行わなければ、その本来のメッセージを裏切ることになる。

西暦一〇〇〇年を迎えて以来、アジアの隣人諸国の様々な地域が、洪水、山火事、地震、干ばつ、巨大な津波によって荒廃化し、貧困の極にいる人々や貧困にあえいでいる人々の生活はますます困窮を強いられている。人々の持つ回復力は、超越的な価値によって強化され、その危機的窮乏から回復し、賞賛を集め続けている。政治及び経済の無力と歩を合わせて腐敗が今なおアジアに広まり続けているが、他方、利害関係者の参加する統治様式が成果をあげ続けている。

ますます多くの人々は、故国を離れ、地球の他の地域、しかも遠く離れた地を求めることを余儀なくされている。これらの人々は、常に過重労働を強いられ、しばしば搾取され、時には、産業事故、または性的暴力の犠牲となって、故国に残してきた家族のために働いている。さらには、戦争から逃げ、難民キャンプで一時的な避難場所を見出した後に、新しい家庭を求める難民や避難民がいる。これらの人々は行く先々で好まれざる存在そのものとなっている。

平和と安寧を求める憧憬は、あらゆる宗教の中心的なメッセージである。男も女もすべての人々が、アジア太平洋地域や世界を通じての平和、あらゆる社会における平和と社会的紐帯、食べ物、水、金銭、避難場所、そして精神的な充足の面での人々の幸せを求めなければならないのは、本質的な善である。外的平和は、正義と発展の果実である。內的平和は、我々の道德生活の徳目と価値を通して共鳴し、反響する魂の深い沈黙である。

本大会は、五つの視点からアジアにおける平和の創造を検討した。

一.人間の安全保障と共有される安全保障及び紛争解決 

アジアの人々は、今日の苦難多き時代において、不確実感、不安定感、そして困惑感といった感情によって打ちひしがれている。人間の安全を達成することは、地球の平和と国家の結合にとって基礎をなすものである。国連開発計画の人間開発リポートは、人間の安全保障が七つの要素から成り立っていることを描き出している。すなわち(一)経済的安全保障、(二)食料の安全保障、(三)健康の安全保障、(四)環境の安全保障、(五)個人の安全保障、(六)共同体の安全保障、(七)政治の安全保障である。これらの安全保障は、それぞれがすべて、主権国家による地域及び世界の共同事業として、世界の安全保障をいかに共有するかということに基礎を置いている。

それゆえ、アジア及び太平洋における平和の創造は、安全保障に対する関心、必要及び解決を、ともに共有し合うことを通して、さらにまた、紛争を解決し、緩和し、終結に至らしめることを通して創られ、実現されることになろう。本大会は、今日の世界における紛争の性質が変容しつつあること、国際的・地域的軍事指導者及び破産国家もしくは好戦国家による様々な暴力やテロリズムが現出していること、そして、依然として武器の拡散が行われていることと軍縮が必要であるということを検証した。紛争および暴力の原因は、飢餓や貧困、剥奪と差別、物質的資源の公平な共有への要求、さらに民族の優位性を求めることがあげられる。その結果として、自国内をはじめとする難民と避難民、そして、犯罪や暴力を生み出し、貧困者の数を増加させる憎悪の深化が生じている。

宗教指導者には、国家の社会的富を築き上げ、共同体に働きかけ、共通善を求める中で和解と癒しを進める役割がある。宗教指導者は、宗教的中庸を創り上げ、宗教的、政治的過激主義に抵抗することに身命を賭さなければならない。紛争解決は、宗教共同体の資源、軍縮と難民の帰還を含む紛争の緩和と紛争の解決における役割、中長期の平和の構築における役割との結びつきがなされていなければならない。さらにまた、紛争解決は、不平不満やこれを口にする人々の精神状態を理解する中で、紛争を完全に描き出すことに基礎を置いておかなければならない。

二.人権と人間の責任及び平和教育

アジア及び太平洋における平和の創造は、個人及び集団における人間の責務と責任及び平和教育の推進に基礎を置かなければならない。本大会は、人間の尊厳、人権、そしてまた生命及び財産を保持する貴務、少数グループを保護する責務、宗教の儀式を行う人々及び自己の意思で改宗する人々を保護する責務、女性及び子ども並びに家族の世話をする特別の貴任、さらには、人間の開発と持続可能性に対する全面的な責任を含む、アジアの宗教的伝統に深く根ざした集団的依存性の哲学的・宗教的基盤を取り扱った。

平和の促進は、平和と共有される安全保障の教育を含むものであって、これは多文化・多宗教・諸宗教教育の目的と手続き、多様性と文化間の相互作用に対する教育の必要性、諸宗教間の対話及び不正行為に対する警戒を推し進める手続き、そして地球的隣人の中で生きることの多元論的教育の実施を期するものである。価値の教育、平和教育、地球教育、人権教育、文化間教育などの様々な取り組みは、地球市民及び国家市民教育の観念に基礎を置き、学校や大学の特殊プログラム並びに宗教教育を行う諸機関の枠組みの基礎となることができる。

三.共通価値と共同体の構築

アジア及び太平洋における平和の創造は、共通の価値を明確にし、これを追求することによって、そしてまた、あらゆるレベルで共同体の構築を進めていくことによって、はじめて達成できる。本大会は、さまざまな宗教的価値・道徳を比較し、国家の統治に関する民主主義の価値を明確にすることによって、倫理的枠組みの中に見られる共通の要素の確認に努力した。本大会ではまた、地球倫理の枠組みが、特に地球市民の問題と関連するときは、強力な教育的な枠組みになることが明らかになった。地球規模の貧困、不正及び地球温暖化のような現象は、人類の破滅を表すものである。それはまた、適切な戦略の開発と実施が失敗していることを表すものでもある。国家の役割は、あらゆる宗教によって共有される倫理的基準に基礎を置く共通価値の教育において、そしてまた、人間の諸制度や共同体の力を創り上げていくことにおいて最も重要な意味を持つ。国家の役割は、特に文化的・宗教的多様な社会を動かしていく場合に人種差別主義、カースト主義、頑迷さと不正を統制し、これを排除することにおいてこれらの倫理基準を強化する必要がある。

共同体を構築し、または破壊し、そしてまた、憎しみやポルノ産業を拡散する上でのインターネットの役割は、ますます強力となっており、子どもたちと学生に対する影響が甚大となっているだけに、特に言及しておく必要がある。他方、インターネットは共通善の実現に向けて、共同体を結びつける上での強力な道具となり得るものである。

四.持続可能な開発と社会主義

アジア及び太平洋における平和の創造は、真の社会的・経済的正義の上につくられた持続可能な開発によってはじめてこれを実現することができる。地球と地球環境への配慮は、持続可能な経済的開発をする上でバランスを考えなければならない。もっぱら利益のみを至上目的とする経済開発に関心を向けることは、今日、世界の地球規模の金融センターにあって、金融資本家の貪欲と強欲と未熟さが引き起こした金融危機による自滅以外の何ものでもないことを示している。経済的発展は道徳と個人の倫理の枠組みの中で進められていかなければならない。

宗教は、宗教共同体が地球を大切にし、国家の経済を推し進めていく上で力を発揮しているが、その点においても宗教は重要な、おそらく鍵となる役割を任っている。持続可能な開発は、共有される安全保障と直接に結びついている。その鍵となる価値は社会正義であって、これに向けて政治指導者は説明責任を果たさなければならず、そしてまたそれは企業指導者の倫理的至上命令でなければならない。また不正も、政治指導者及び企業指導者にとっても主要目標である。宗教共同体は、社会正義の提唱と、社会正義の教育の推進を助成していかなければならない。現代社会にはびこる不正義と腐敗に挑戦していく上で、宗教共同体は、預言者的存在となる。

五.過去の癒しと未来の構築

アジア及び太平洋における平和の創造は、第一に過去の重荷及び歴史的不正と誤り、第二に、より調和的で活気に満ちた、持続可能な未来の構築に関心を払わなければならない。本大会は、赦し、和解、そして過去の記憶を霊的に克服することによって過去を癒し、しかし同時に宗教が苦しみを引き起こし、不寛容をも生み出す役割を果たしてしまっていることに関心を払った。

ミンダナオ紛争と関連して、未来を構築する呼びかけは、平和の文化の基礎としてこれを築き上げてきたのであって、平和の文化は、個人及び家族の一体性、人権、民主主義、貧困の撲滅、文化間の理解と連帯、軍縮と敵意の停止、環境保護、霊性・正義・無条件の慈悲・対話・積極的非暴力・管理者という力強き価値をその内容とするものであるからにほかならない。過去を癒し、価値ある未来を創造するためには、注意深い計画が実施されなければならない。

対話と相恵性

本大会でのすべての議論において、対話の必要性と対話を求める必要性が中心的関心事であった。対話は、お互いに深く耳を傾け合うことである。対話は、人々の様々なレベルに適応される重層的なプロセスである。対話は、これを警えて言えば、互いに向き合った二枚の鏡が、反射し合うことによって理解と意味を無限に深めていくようなものである。対話は、少なくとも言葉を共に伝達し合うことの展開であり、少なくとも、他者によって用いられた言葉の伝達や言葉の発し方を大切に受けとめ、これに充分な注意を向けることを基本的な考えとしている。

真の対話は、信頼、誠実さ、謙虚さによって特徴づけられる。それはまた、生命、すなわち我々人間としての起源、生きる目的、我々と超自然的なるものとの関係という大きな諸問題に対して敬意を示すものである。対話の障害となるものといえば、過去に対する妄執と歴史的な不平不満、不信と疑惑の心、変化に対する恐怖、政治的、宗教的議題の駆け足的な取り扱い、改宗の試み、あるいは他の宗教や民族性に対して中傷を行おうとすること、そして国家的・宗教的な優位性を勝ち取ろうとする態度である。

本大会の議論では、互恵性の重要性が強調された。民族的・宗教的離散が、人々の移動とともに展開していくにつれて、世界の何処を問わず、それぞれの国において主流を占める多数派グループが、互恵性の精神に基づいて少数者を正しい、かつ原則に基づいた処遇をする責務を負わねばなら

以上の議論を受けて、本大会は、今後五年間の行動計画の一部として、以下の提言を採択した。

提言

(1)それぞれの国内委員会は、その能力と現状に応じて二〇〇九年の次期執行委員会に対し、その国民と国家の平和と社会的紐帯の実現を支援する行動計画を作成し、提示する。
(2)それぞれの国内委員会は、大学またはこれと類似する機関の一つに対話センターを設立し、これらの対話センターは平和のためのアジアネットワークをつくり、宗教を含む専門家の研究を提供し、ACRPとWCRPに対して情報提供の助言を研究し、これを提供する。
(3)それぞれの国内委員会は、それぞれの町や市に諸宗教対話の地方組織を設立し、諸宗教間の交流と協力を喚起するための仕事を行う。
(4)それぞれの国内委員会は、紛争の余波によって生じた精神的・心理的傷の癒しに取り組む。
(5)紛争の余波を受け、かつ紛争から逃れた難民を受け入れた国々における当該の国内委員会は、政府に対し、拷問及びトラウマを受けた生存者の回復を目的として、専門家の支援を受けるセラピーセンターを創設するよう働きかける。
(6)紛争の余波を受け、かつ過去を癒す役割を果たす当該の国内委員会は、実際に戦争の残虐行為が行われた場所に相互に足を踏み入れることができるよう協力し合い、癒しの合同追悼礼拝を行う。
(7)それぞれの国内委員会は、(一)クラスター爆弾撤廃条約に署名し、かつ(二)諸国家が核不拡散、核兵器廃絶、核エネルギーの平和利用に取り組み、特に二〇二〇年までに核のない世界の実現に向けて二〇一〇年に開かれるNPT再検討会議の場で核兵器禁止条約の採択の取り組みに一層の努力をするよう政府に働きかける。
(8)それぞれの国内委員会は、国家の教育機関に対し、共通の普遍的価値によって裏打ちされた地球倫理を具体化
(9)それぞれの国内委員会は、その宗教教育及び宗教教育機関が学生の教育にあたり、平和と紛争の研究及び他の宗教と諸宗教間運動についての知識を組み入れていくよう働きかける。
(10)ACRP執行委員会は、アジア太平洋女性ネットワークとACRP女性委員会を統合し、女性のネットワークの強化をはかる方策として行動する実行可能性と期待可能性を検討する。
(11)ACRP女性ネットワークは、子どもたちに平和教育を与える母親教育の学習をデザインする。
(12)ACRP執行委員会は、財務・市場開発委員会を設立し、政府、超国家的機関、国際銀行・国内銀行、及びACRPや国内の委員会の目的や立場に相反することのないその他の機関から基金を集め、財源の拡大に努め、当委員会の活動、共同体及び事実調査プロジェクトの基金基盤の拡大をはかる。
(13)それぞれの国内委員会は、自国の政府に対し、それぞれ相応しいやり方で、平和・共同体間調和省を設立するよう働きかける。
(14)それぞれの国内委員会は、二〇〇九年南アジアにおいて開催されるアジア青年サミットに、多くの青年代表を送り込み、積極的に参加するよう国内青年ネットワークを支援することを開始、または継続をしていく。さらにまた、国内委員会は統合された「レリジョンズ・フォー・ピース、アジア太平洋青年ネットワーク」を全面的に支援し、助言を与える。

ある宗教指導者が今大会に思い起こさせたように、信頼は、成功への鍵である。信頼は、我々自身の信仰の中にあり、我々自身の霊性の中にあり、我々自身の能力の中にあり、我々自身の叡智の中にある。信頼は、すべてが教師であった歴史上の偉大な宗教的人物のメッセージや箴言を教育することを通して達成されるものである。本会議は、平和のために働くすべての人々に感謝の意を捧げ、これらの人々に、幸福と成就の恵みが訪れるように祈念するものである。本委員会は、近年、逝去された偉大なACRP指導者に心から敬意を表し、今日、宗教者の行動が、白日のもとにさらされ、説明責任を問われている時代に生きる我々の宗教指導者に対し、支援の手を差し伸べるものである。二〇〇九年一二月メルボルンにおいて、世界の最も大きな諸宗教対話の集いである万国宗教会議が開催される運びとなっていることは、本大会にとり喜びにたえないものである。本大会は、朝鮮半島における平和に向けての歩みが進められ、これまで二つの国内委員会が重要な役割を果たしてきたことを言及するものである。ACRPは、この平和の歩みを歓迎し、両国政府と国民が今後ともこの歩みを続けるよう要請する。また本大会は、「諸宗教対話と協力の国連一〇年計画」にも賛意を表し、各国内委員会によって支持されたアジアの各国政府が国連総会において、この計画に対し積極的に賛成の票を投じるよう希望する。

マニラ
二〇〇八年一〇月二〇日