2020/12/28
オンラインシンポジウム開催『アジアにおける人身売買の実態』
すべて |2021年1月14日、15日にアジア太平洋女性信仰者ネットワーク主催の人身売買に関するオンラインシンポジウムを開催いたします。
人身売買は、様々なレベルで多くの人々に影響を及ぼす世界的に広がっている問題です。東南アジアの漁船での労働者売買や、中東での国内奴隷、南アジアのレンガ窯での児童労働、アジアやヨーロッパの大都市での商業的な性交渉まで、さまざまな不穏な現れが見られる複雑な犯罪行為です。国際労働機関(ILO)の推計によると、世界的には現在、現代の奴隷制度の中に4,030万人がいるとされています。世界的な傾向として、人身売買の被害者の71%が女性と少女、29%が男性と少年です。
人身売買は世界的に有益な取引とされています。ILOの報告書によると、人身売買は世界で年間約1,500億ドルの利益を得ており、そのうち9900億ドルは商業的な性的搾取によるものです。人身売買は複雑な現象であるため、対処が非常に難しく、政府や反人身取引の擁護者にとってはますます困難になってきています。人身売買には、グローバルな側面とローカルな側面の両方を持つツールで対抗しなければならず、官民セクター、政府、企業、市民社会グループ、信仰に基づく組織(Faith Based Organization:以下FBO)を越えた強固な協力が必要となります。
アジア宗教者平和会議(ACRP)は、人身売買を主要プログラム(フラッグシッププロジェクト)として取り組んでいます。このウェビナーは、この地域における人身売買の現実について、一般の人々の意識を高めるための継続的な取り組みの一環として行われます。
1. 日時: 2021年1月14日(木)~15日(金) 12時~14時30分(日本時間)予定
2. 主催: アジア太平洋女性信仰者ネットワーク
3. 開催: ZOOM
4. テーマ: アジアにおける人身売買の実態
5. 言語: 英語⇔日本語 (*同時通訳あり)
皆様の参加をお待ちしております。
プログラム
【1日目:2021年1月14日】
12:00~12:15 開会式
12:15~13:15 全体会① 人身売買に関するスピリチュアルな考察(Spiritual Reflections on Human Trafficking)
13:20~14 : 20 全体会② 南アジアにおける人身売買の現状(The State of Human Trafficking in South Asia)
14 : 20~14:30 まとめ
【2日目:2020年1月15日】
12:00~12:15 開会挨拶
12:10~13:20 全体会③ 東南アジア・東アジアにおける人身売買の現状(The State of Human Trafficking in Southeast Asia)
13:25~14 : 20 全体会④ 特別セッション (テクノロジー、青年、)(Special topics on Technology, the Youth, and Community Engagements)
14 : 20~14:30 まとめ