2022/05/27
2022年ACRP執行役員会議をオンラインで開催
報告 |5月10日~11日の二日間に渡り、ACRP執行役員会議が初めてオンラインにて開催されました。当会議には、22加盟国のうち17か国が参加。青年及び女性ネットワークの議長を含めおよそ半数が2日間の会議に参加し議論を交わしました。
会議に先立ち、世界宗教者平和会議 副事務総長(前ACRP事務総長)の根本信博氏よりニューヨークから参加し役員へメッセージを送りました。
根本氏は、「宗教者の使命は神仏の願いによって生き、その願いをこの世に実現することであり、神仏の願いとはすべての人が例外なく、神仏の子として与えられた人間としての平等な命の尊厳の中で生きている」と述べられました。「すべての生命の平等な尊厳が実現される社会、国家、地域、世界を実現することが、さらに私たち宗教者、宗教団体、諸宗教運動の存在意義である」と強調され。最後にA「ACRPはレリジョンズ・フォー・ピースの良きモデルとして、世界に光をもたらし、世界の安全と平和を構築するリーダーであり続けてほしいと」の激励を送られました。
2日間のプログラムは、宗教者の祈りと共に始まり、主にガバナンス、マネージメント、プロジェクトについて役員一人一人が率直な意見を交わしました。
ガバナンスセッションでは、東京大会後に任命された役員の発表、新設機関、ワーキングコミッションなどの見直しを行いました。
また、長年にわたりACRPの財務委員長を務めて下さった韓国宗教人平和会議のヤン・ドグチョン氏が東京大会後退任となりました。後任はキム・テヒョン氏が任命され、当会議にて全会一致で承認しました。
マネージメントセッションでは、ACRPのウェブサイト、各国委員会との効果的なコミュニケーションの図り方について議論しました。
プログラムセッションでは、東京大会時に打ち出されたACRPの今後5年間の「行動計画」が役員によって承認されました。今後この計画のもと各国委員会が力を合わせて活動していくことが期待されます。
会議後半では各国によるフラッグシッププロジェクトの現状報告です。オンラインを使ったフォーラムや青年活動など、各国が様々な知恵と工夫で取り組みを発表しました。(発表資料は随時WEBサイトに掲載。)
ACRPの強み。それは「家族」であるということです。昨年の東京大会で皆が「家族」であることに喜びと誇りを持つことができました。世界の宗教は、アジアから始まり虹のように広がっていきました。宗教の生まれた「アジア」で生きる私たちは、「誰一人取り残さない」という共通認識が持っています。今回の執行役員会議では宗教、文化の違い超えて、率直に意見を交わし真剣に平和の心で語り合う姿が印象深かったです。
今後の我々の活動にぜひご期待ください。そして世界平和実現のため、我々と共に歩んでくれる仲間が一人でも多く現れることを願っています。