2021/04/30
アジア宗教者平和会議に新たな風を~人身売買の問題に対応する小委員会を新たに発足~
すべて |アジア宗教者平和会議(ACRP)は、現在5つのフラッグシッププロジェクトを立ち上げ、あらゆるグローバル問題に取り組んでいます。その一つである人身売買に関する小委員会が先日新たに発足しました。
この委員会の発足は、今年1月に開催された第1回人身売買に関するオンラインシンポジウム(アジアにおける人身売買の実態)で提案されました。人身売買の問題はグローバルな問題であるにも関わらず、まだまだ個人の意識は低く、この問題を解決していくには、率先して行動を起こす委員会を立ち上げることが急務であることがわかりました。
この委員会は、アジア太平洋女性信仰者ネットワーク(APWoFN)、アジア太平洋青年ネットワーク(APIYN)、ACRPの加盟国(インド、インドネシア、日本、フィリピン)、東京事務局から、異なる宗教、文化的背景を超えた10名のメンバーで構成されています。
2021年 4月12日、新たに選出された10名の委員は初めてオンラインでミーティングを行いました。今後の活動について積極的な議論が交わされました。
新型コロナウィルスの爆発的感染により、私たちが実際に手を取り合い、行動する手段が塞がれてしましました。しかし、この問題を逆手に取り、私たちのコミュニケーションの距離は飛躍的に縮まり共通の課題を共に解決する意識は飛躍的に増しました。まさに、ニューノーマル時代にふさわしい平和に向けた挑戦です。
新しい委員会が、ACRPのフラッグシッププロジェクトや平和のため活動に新風を吹き込んでくれることを期待しています。