各国委員会Member

カンボジア王国Cambodia

カンボジア諸宗教評議会

名称

Cambodian Inter-Religious Council

概要

カンボジア諸宗教評議会(CIC)は、最高位の宗教指導者をメンバーとする全国的な諸宗教組織であり、米国での9.11テロの翌年、2002年10月10日に設立されました。2002年半ば、WCRP/ RfP事務局長(当時)であるウィリアム・ベンドレー氏は、カンボジア王国政府とこの国のすべての信仰を代表する諸宗教評議会の設立について話し合うためにカンボジアを訪れました。

カンボジアは戦争と暴力によって最も被害を受けた国の一つであり、仏教、イスラム教、キリスト教、その他の信仰の指導者たちは、自身の体験をもって戦争、紛争、殺害、社会的破壊がもたらしたカンボジアの人々の苦しみを実感していました。これらの問題はカンボジアの人々を貧困、失われた価値、トラウマや汚名のなかで生活することを余儀なくさせました。

すべての宗教指導者は、宗教の徳、価値、道徳、信念が回復することが、カンボジアの人々に過去のトラウマ、汚名、苦しみを克服し、家族、コミュニティ、国を再建するための力と知恵を与えることになると信じています。

CICの使命は、カンボジアや世界の平和に貢献し、平和を維持するために、宗教指導者と信者が共に働く可能性を促進すること、そして、各宗教の経典による非暴力、思いやり、理解の原則に従って、カンボジアを発展させることす。

CICの発足日には、カンボジア国王陛下(ノロドム・シアヌーク国王)をはじめ、カンボジア王国政府、各国大使館、NGO、平和活動家などから承認されました。共同声明では、国の和解と復興における宗教的ルールの重要性、平和の文化への取り組み、環境保護、社会開発への参加、武力や結束によって他の宗教者を改宗させようとせず、平和的な宗教的共存を図ることが確認されました。

CICは設立以来、緊密に協力し合いながら、様々な活動を通じて、カンボジアにおける宗教的調和のために重要な役割を果たしてきました。CICは現在そして将来においても協力していくという強いコミットメントと大志を持っています。

住所

# 28 Street 288, Sangkat Olympic, Khand, Chamkarmorn P.O Box 2, Phnom Penh, Cambodia

コンタクト

現地窓口確認中:東京事務局にお問い合わせください。 tokyo@rfpasia.net

ニュース/レポート

ACRP英語サイトをご覧ください。https://rfpasia.org/national-chapters/cambodian/